令和1年 中小企業診断士2次試験の考察 番外編

明日の合格発表前に2次試験事例ⅠからⅣの自分なりの考察の投稿に加え、番外編です。

(1)勉強方法については、解説を見つけた過去問9年分と左記のようなTACの練習問題(TACの過去の模擬試験)をたぶん3回くらいやりました。 この記述式試験の特徴は、試験開催者側から模範解答が発表されないこと、複数(テキストや予備校)の解説を比べるとまったく内容が違うことが多々あることです。過去問と同じ事例が出ることはないので、ベストと思う解答を暗記しても無意味です。さすがに過去問を3回回すと、パターンが見えてきて、出題者の意図を推察することができます。しかし、そのパターンが有効なのか5割から6割程度の感覚で、残りは変化球や新たな(または数年ぶり)パターンの問題です。

(2)範囲の広~い1次試験7科目を平均6割、または2,3年がかりで合格した中から2次試験合格者は2割強と決して広い門ではありません。 一次試験は計画性と基本的知識を試すだけで、ほとんど・まったく役に立たない知識もかなり混じっています。 本命は、この2次試験の筆記であり、ビジネスコンサルテーションを行う上での基礎的な視点、考え方、知識、論理性、説得性、文章力などが試されているのでしょう。特定の実務経験があると、その経験や知識が邪魔になり点数が伸びないとも言われます。 出題者が学者さんなので有力な学説の軸から外れると失点してしまうのでしょう。

 (3)イエロー、ピンク(SとO)、ブルー(WとT)のマーカーを使い、SWOT分析から与件文を読み込んでいく練習をしていました。試験当日、事例Ⅰの1ページ目にいつも通りカラフルに塗りまくったら、なんと2ページ目ににじんでしまい、もうぐちゃぐちゃ。問題用紙のか紙質が薄っぺらかったのです。 これにはまいりました。 結局、シャーペンで棒線、波線などで対応しましたが、慣れた方法ではないのでた、やりにくかったです。

(4)100字などに文字数を纏めるためには、キーワードを書き出し➡文章を書いてみて➡補正する作業が必要です。解答用紙のマス目に直接書かずに、破った余りの紙を上にのせて、透き通って見えるマス目に文字を埋めて練習していたのですが、なんと!今度は透き通って見えない。もう諦めて解答用紙に直接書いては消しゴムで消して、黒っぽい解答になってしまいました。

 

なんか不合格の理由を考え始めてしまいました。