Google マイビジネスの確認コード
実店舗型のビジネス、自宅でネットを使ったビジネス、行政書士・税理士・司法書士など様々な個人事業主の皆さんにとって、まだあまり知られていないMEO対策について簡単にご説明します。
たとえば、ホームページ作成と運用で初年度50万円~100万円くらい、一度ホームページを立ち上げるとGoogle検索エンジンの上位表示をめざしましょうと、いわゆるSEO対策の提案や、リスティング広告の提案などがやってきます。お金持ちだったら、全部丸投げしてしまう方法もあります。 独力で勉強してみると、実はSEO対策とは奥深く、かつ確かな部分が少ない曖昧なものです。「簡単にSEO対策」「これでけでSEO対策ばっちり」のような売り文句を私は信じません。
なぜなら、SEO対策の極論は、Googleに好かれることであり、「Googleの意図を理解・推測し、検索ユーザーの立場に立って、求める有用な情報を正確にタイムリーに提供すること」です。有用な活きている外部サイトから多くのリンクが貼られていることもポイントが高いようです。 毎日ホームページを作成しているプロでもGoogleのポリシー変更についていくことは至難の業。 昔は被リンクが多ければ多い方が良かったり、質より量(数)が効いた単純なものでした。
しかし、最近ではキラーコンテンツづくりや、1ページに1キーワードなどGoogle AIに理解されやすい記事や記事構成など、200以上のさまざまな要素が絡んで評価しているようです。 SEO対策はちょっとしたブームで、同業種ではネットで同じような言葉や情報が溢れたり、ホームページのタイトル付けや記事内容の差別化のために尖った言葉を使う傾向があると感じます。実態とはちょっと違う詐欺的なサイトも増えているのかも知れません。
要はSEO対策は、対象のホームページの状況によってある程度効果が出ますが、SEO対策市場自体はレッドオーシャン状態です。このままいくと、テレビの偏向報道同様に、検索エンジンで上位表示されていること=信用は疑問になる可能性はあると思います。(Googleにとってはそうならないようにどんどんポリシーを変えていくでしょうが)
一方、最近MEO対策という言葉をよく聞くようになりました。Googleで、「地域名」+「単語」(例えば居酒屋、美容院など)などで検索すると、その地域の地図と、お店が3社だけ表示されます。 GoogleMapでは20社分表示されますが、Top3に入るかどうかを狙うのがMEO対策です。 IT関連の業者はここでも費用を取ってMEO対策をしましょうと提案してきますが、これって実は無料なんです。
無料というのは「Googleマイビジネス」への登録という意味で、基本的なビジネス情報を入力し、Googleにオーナー確認してもらえれば、誰でも無料で使えるサービスです。 ポイントは①ユーザーであるそのオーナーが自らビジネス情報を最新・正確にすること(スマホがあれば簡単です)、②ビジネス情報ではホームページ、住所、電話番号、開店時間などを表示すること、③クチコミへの返信や写真投稿によってマメにビジネスをしていること、の三つくらいです。
「Googleマイビジネス」への登録はめっちゃ簡単で、5分程度で済みます。 後日、上記写真のような確認コードが郵送されてくるので、その確認コードを入力し、ビジネス情報や写真投稿、お知らせやイベントなどの情報を入力するだけです。
たとえば、レストラン・飲食店を経営する方だと、食べログやぐるなびに毎月結構な費用をかけているでしょうが、この「Googleマイビジネス」も並行して行うときっと効果があるでしょう。 いや、近い将来は「Googleマイビジネス」だけで良いのかも知れません。 日本中、どこにでも同じチェーン店が多く、チェーン店だとホームページやSEO策を専門部署でしっかり管理しており、個人経営のお店にとってSEO対策だけでは適いません。しかし、Googleマップによって、その地域のお店ならではのホットな情報、新鮮な情報を発信することは、大手チェーン店への対抗手段になるでしょう。
すべての小売店、美容院、散髪屋、不動産屋、歯医者、動物病院など、どんなお店も対象です。
今のところ、GoogleMapに出ているお店は、名称と住所程度の情報しか記載していないケースが多く、その他営業情報などを活用していないように思われます。すなわちチャンスは今ですね。
尚、SEO対策同様にMEO対策についても、更に効果的に行う方法もありますが、それはもう少し勉強してからブログに書きます。
最後に、このブログを書いていると、Googleの回し者かなって疑う方もおられるかも知れません。
90年代末、Google本社から車で15分くらいのところに住んでいましたが、まったく関係はありません。 Googleがこんな巨大企業になるとは夢にも思いませんでした。気が付いたらネット世界を牛耳っていた感じです。 実際、Yahooの検索も裏ではGoogleが動いているので、検索エンジンとしてはほぼGoogleの一人勝ち、シェア9割と言われています。
一人勝ち世の中では天下人の意向に沿って生きるしか手段がないと思っています。