令和3年1月5日、やっと中小企業診断士に合格

令和3年正月は、初詣にも行かず、家でのんびり勉強と仕事三昧の日々を、つまりいつも通りの生活を送っておりました。 

正月明けの1月5日、とうとうやっと中小企業診断士2次試験の合格発表があり、自分の受験番号があったので安堵しました。 これまで3年がかりで1次試験突破し、2次試験は2度目の挑戦でした。

この「中小企業診断士試験勉強」シリーズのブログは意外にアクセス数が多いので、診断士を目指す方が見ておられるのだろうと思います。まだ登録はこれからですが、そういう方々の参考になるよう本記事を書いてみます。

 

中小企業診断士2次口述試験

ネットには1次試験や2次筆記試験のブログや資格予備校の情報は多過ぎるほど出てきますが、2次口述試験についてはほとんどありません。毎年、1次試験は約1万7千人が受験し、合格者数は約4千人。 2次筆記試験は約5千人が受験し、合格者数は約1千人。そして、2次口述試験はほぼ100%の受験者が合格します。2020年度に2次口述試験で不合格になった人はたった一人です。 その一人の人は、体調が悪かったのかも知れませんが、ほぼ100%の試験を行う意味があるのか非常に疑問です。

2次口述試験は物々しい雰囲気の中で、自分の順番が来るまで待たされます。 先輩診断士が案内役としてお世話してくれますが、雑談する様子もなく、コロナ禍の影響もあり、距離を取り、口数最小で淡々とした印象です。

やっと自分の番が近づくと、先輩診断士一人が、わざわざ面接室まで案内してくれて、終わったらエレベータでお見送りしてくれます。

実際の口述試験はたった10分間。 試験官は2名、受験者との距離は約5メートル。名前、生年月日を述べると、淡々と質問が始まります。尋ねられたのは事例Ⅳから2問(計算問題中心の事例Ⅳはないだろうと思っていたので意外でした)、事例Ⅱから2問。しかし、何を聞かれ何を答えたのかまったく忘れました。筆記試験の問題通りではなくその延長的な内容で、簡単に「○○についてどう思われますか?」みたいな質問でした。 

12月11日の記述試験合格発表後の事前勉強は、2次記述試験の問題を読み返し、ネットで探した模範解答を参考にしながら、もう一度「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」のどの知識と関係があったのか、気づかず抜けていたのかをざっくりとレビューしました。 模範解答の中には、なるほどと感心する部分もありましたが、全般的には自分のブログ記事を磨く作業でした。何を聞かれても、自信を持って持論を説明させて頂くつもりで臨みました。 1問2分程度の説明と制約されたので、手短に説明したつもりですが、1問当たり10分くらい説明させてもらいたかった感じで、ちょっと拍子抜けでした。

要は、2次筆記試験の内容を記憶し、黙らずにしっかりと話しができれば合格で、内容は二の次なのでしょう。

 

中小企業診断士の登録

これは今日(1月6日)に調べ、中小企業診断士協会と中小企業庁に電話で確認したばかりの情報です。どちらのサイトにも登録方法が掲載されていますが、実際に申請書を書くつもりになるとわからないことが出てきます。

まず、登録は中小企業庁のサイトで、経済産業大臣宛てに申請書を送ります。試験合格者の登録申請として添付する書類は、実務補修修了書、または診断実務の証明書で、その組み合わせでも良いらしく、合計15日間の実務経験か補修の実績があれば良いとのこと。

実務補修を受けるには、中小企業診断士協会のサイトで登録し、受講したいスケジュールに申し込む流れ。5日間コース(約5万円)か15日間コース(約15万円)で、1サイクルが5日間で、金・土と翌週の土・日・翌々週の月の5日間です。しかし、1月6日時点で既に2月分の定員締め切りが多いです。現在、3月以降のスケジュールはなく、7月から9月にかけての令和3年度の補修スケジュールは4月に発表し、5月から受付開始とのこと。

私の場合、大阪で受験したので、大阪で5日間コースの補修を申し込もうと考えていましたが、もう受付終了。夏は忙しくなりそうなので、診断実務の証明書を集めて登録するつもりです。 昨年、10社以上の補助金申請のための事業計画作成、数社の経営力向上計画作成や融資申請などを行ったので、その経過の中で行った財務分析、経営戦略立案、マーケテイング施策などの助言を行ったということで様式19という超簡単な証明書に各社に押印してもらわなければなりません。クライアント毎に助言した内容や日数・時間はまちまちですが、15日間分は軽く超えます。様式19があまりに簡単なので、助言した内容の要旨を添付資料で付けましょうか?と電話で尋ねたら、担当者の方から「それはとても助かる」と感謝されました。たぶん、どんな助言を受けたのかそのクライアントに尋ねることもあるのでしょう。

私の場合は、各クライアントから相談を受けお話しを聞いた上で業務内容(時間)を見極め、見積した後に受注するステップなので、業務内容やその結果は明確です。その中から、行政書士業務的な部分を外し、経営コンサル的な部分を抽出することになりそうです。業務実態は調査・ヒヤリングを行いながら、図や表に纏めてあげて、こういう事業計画・申請は如何ですか?と、数字を含めたほとんど計画書自体を作るケースが多かったです。また、その結果として補助金や融資の承認があり、その実行フォローアップも行っているので、実態がない(虚偽)などで、もめることはないと思っています。

 

都道府県中小企業診断士協会への入会

診断士の登録が済んだら、都道府県の中小企業診断士協会に入会するの通例のようですが、入会しなくても良いみたいだし、住所地以外・複数の県の入会も良いそうです。入会のメリットは交流と勉強会です。 入会金は3万円、年会費は4万5千円くらいです。 入会したからといって、新人診断士にお仕事をどんどん回すことはないようです。私の場合、千葉と大阪を毎月往復している二重生活なので、まず企業数の多い大阪府中小企業診断士協会に入会し、勉強会などに参加し、千葉県でも入会するかはしばらく様子見にするつもりです。実際、診断士の知り合いはほとんどいないし、どんな業務をやっているのかについて興味があります。

 

診断士としての私の抱負

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家で、「中小企業支援法」に基づき、経済産業大臣が登録する、経営コンサルの唯一の国家資格です。しかし、他の士業と違って排他的独占業務が無いのが最大の特徴だと思います。 MBA取得者や企業経営経験者には、中小企業診断士の資格を持っていなくても非常に優れた経営コンサルタントはいっぱいでしょう。

私自身は、会社員時代は中間管理職であり経営者経験は無く、MBAの取得を考えたことも余裕もありませんでした。企画部門に在籍した時は様々なコンサル会社と特定業務の委任契約を行いましたが、「纏めるのが上手」「○○による調査結果とすると説得力が増す効果がある」程度の印象しか持っていません。中小企業診断士試験の学習自体は広~く浅く、学者っぽい理論が多いので、そのまま教科書通りのことを助言してもあまり役に立たないと考えています。

従って、あくまでも行政書士としての業務を中心として、相談を受けた中小企業・個人事業主さんの立場に立って、必要な情報・知識をヒントとして提供しつつ、成長戦略や競争戦略の方向性を見出し、補助金や融資などの資金繰りの為の事業計画づくり、生産性向上(付加価値増加)の為の具体的な施策提言、そしてその実行支援を「おせっかい」に行う診断士を目指したいと考えています。