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一時支援金・月次支援金の審査・事務局の非道

一時支援金・月次支援金の審査の非道

令和3年に入り、ずっと続いている新型コロナウイルス感染症の影響。明日、10月1日からやっと緊急事態宣言等が解除されますね。 令和2年補正予算で、夜間営業の飲食店以外の事業者を対象とする一時支援金・月次支援金は前年・前々年との同月売上高の50%削減要件がありますが、4月や5月に事前確認を行い(本人確認と事業を行っているかの確認)、申請者が申請しても3,4か月の書類不備による差し戻しが続き、再提出しても、また別の不備理由が返ってくるという「不備ループ」にハマっている方が数多くいます。 その審査の不可解さは異常です。間に入って申請内容と不備理由を確認し、メッセンジャーでしかないコールセンターに電話して相談しても埒があかない。 また新しい不備理由、それも難解な長文の日本語で、心が折れた申請者が可哀想です。

 

 

行政機関への意見陳述

5月~6月頃、中小企業庁に相談しても埒があかず、何度も内閣府・経産省・総務省へ意見陳述しましたが、まったくこの酷い事務局の状況は変わりません。こんな意見陳述や苦情は毎日多過ぎて無視されているのでしょう。

しかし、当職にとっては唯一の方法なので、9月28日には以下の文章で意見陳述を送りました。

 


令和3年9月28日

内閣府(首相官邸) 御中

経済産業省 御中

総務省(行政相談窓口) 御中

 

一時支援金・月次支援金に関する意見陳述

 

千葉県行政書士会 登録番号第19101076号、且つ、中小企業診断士 登録番号421197の櫻井義之と申します。一時支援金・月次支援金の登録確認機関として、これまで約290件の事前確認をボランティアとして行いました。その中で、主に「個人事業主」「個人客相手のサービス業」「現金決済」で、事務局から何らかの理由により「その事業を行っていない不正な申請の疑い」を持たれた申請者は、事務局から書類不備の指摘を何度も繰り返され、給付を受けられない方が約25人おられます。当職は、個々の申請者から相談を受け、事務局と相談したり、申請者へ助言を繰り返すも、まったく合理性が無い新たな不備理由、しかも日本語が難解、または明らかなミスあり等もあります。 このような状況に陥った申請者は、憤りや怒りを感じておられます。当職も予想外の時間を費やし、何の為の支援金なのか、政府、および経済産業省中小企業庁の行政行為に大きな疑問を感じています。

 

不当な行政行為である証拠は、本人が諦めて1か月以上放置していたところ急に給付されたり、一時支援金は不給付のまま月次支援金が給付されたり、逆に一時支援金は給付されたのに月次支援金では不備理由が続くなどの様々なケースが出ていることです。去る6月、7月、当職は何度も、本件に関する意見陳述を行いましたが、本事務の受任業者の審査担当者による不公正な審査結果だと推測します。

 

以下の二点を直ちに行うことを進言させていただきます。

①中小企業庁、または第三者によりこの受任業者の審査状況を調査し、国民に公表すべきです。

②不給付状況の申請者に対しては、一時支援金規程第13条に基づき、「提出指導」だけではなく、中小企業庁長官の命令により「事情聴取」または「立入検査」を実施すべきです。現状のままでは、行政の不作為になると考えられます

以上

 

給付行政の問題点

都道府県による飲食店向け協力金の支給遅れや煩雑な申請も問題だし、経済産業省などの補助金申請の事務局運営も問題だらけです。 限られた役人だけでは事務処理が追い付かないので外部業者へ事務委任していることは当然なのでしょうが、この外部業者の末端で不可解な運営を行い、申請者である国民の給付を受ける権利を阻害しているといえます。 昨年の持続化給付金で申請件数の約0.1%で不正な申請があり、刑事事件が多数発生しているそうですが、不正申請をゼロにするために99.9%の申請者を疑う姿勢には怒りを感じます。そもそも「事業を行っているかの疑惑」とは何なのか? 7年間保存義務のある書類の提出を求めているだけだという事務局の抗弁を何度も聞きました。しかし、無い物はないのが当たり前。 個人で現金払いの買い物をした時にすべての人は請求書や領収書をもらっているのか? なぜ、一時支援規程の内容を実行しないのか?

 

審査中の申請者から当職への相談は毎週数人で、仕事は増えるばかりです。コールセンターに電話し、具体的な個々の審査状況や不備理由を問い詰めるも、「なんでこれで審査が通らないのかわかりません」などと発言する担当者も多数です。

 

 

事前確認機関へも非道な扱い

事前確認機関は一件あたり、たった1000円の手数料を支払うことになっており、9月から順次手続きを行うような意味のメールが7月末にきましたが、9月30日になっても何も音沙汰なし。

 

事前確認機関用のコールセンターに問合せしてみると、一件でも審査中が残っている間は手数料の支払いは行わないルールだとのこと。 誰が審査中として止めているのか? いつまで審査するのか?

 

たった1000円を当てにしてボランティアを始めた訳ではありませんが、上から目線の言い方ばかり、「一件でも有償で事前確認を行ったら手数料の支払いはありません」とのこと。 目の前にいたら殴りたくなりますね。 国民の敵ですよ。